ubuntu-serverによる自宅サーバーの作成1(ハードウェア作成・OSインストール)

自宅にNAS兼地デジサーバーが欲しくなったので、自作パソコンによる自宅サーバーの作成に挑戦してみました。

サーバーOSの選択にはCentOSubuntu-serverを考えましたが、最終的にはubuntu-serverを選びました。
ubuntu-serverを選択した理由は、

  1. ubuntu10.04のサーバー版は2015年4月までサポートされる。
  2. CentOSはデフォルトでインストール可能なパッケージが少ない。

サーバー本体は以下のようなハードウェア構成で組みました。

マザーボード
GIGABYTE INTEL NM10 チップ搭載 マザーボード GA-D510UD

ケース
アビー METHOD PCケース シルバー ATX スチール MC10-S

メモリ
Transcend デスクトップPC用 PC2-6400(DDR2-800) 1GB 240pin DIMM JM800QLU-1G

電源
アビー ZUMAX 400W ATX電源 ZU-400N

ハードディスク
WESTERN DIGITAL 3.5インチ内蔵HDD 1.5TB S-ATA 5400rpm 64MB WD15EARS-R

DVDドライブ
SONY Optiarc AD-7240S 5インチ内蔵スーパーマルチドライブ Serial-ATA ブラックベゼル バルク品

マザーボードは消費電力が小さくかつSATAのポートが豊富であるという理由から、GA-D510UDを選びました。
パソコン自作の経験が無いため、電源の選択は適当です。
ハードディスクはWD15EARS-R(1.5TB)を3つ使い、そのうち2つをraid1構成で使用し、余ったもう一つのハードディスクにOSをインストールします。(ハードディスクが3つ存在すればraid5にすることも出来ましたが、OS領域とデータ領域を独立させた方がOSの再インストールが楽だと思い、このような構成にしました。)

WD15EARS-RはAdvanced Formatと呼ばれる4096バイトセクタのハードディスクだそうで、Linuxで使うには注意が必要なようです。
こちらの記事を参考に、あらかじめパーティションの開始セクタが8の倍数になるように、パーティションを区切っておきます。

サーバー版ubuntuGUIによるインストーラが提供されないので、CUIによるインストールとなります。
ここで注意が必要なのは、BIOSでUSBキーボードを有効にしておかないと、インストーラでキーボードが認識されず使用できません。
(私はこれでしばらくハマりました)
後は特に難しいところは無いので、メニューに従って進めていけばインストールを完了することができます。